2016年中頃、グーグルアドセンスの審査基準に変更があり、審査に通るのがかなり厳しくなったようです。
その前からも、それなりに厳しい面はありましたが、ネット情報やマニュアル本に書かれている事を守っていれば、ほぼ問題なくクリア出来ました。
それが今では、これまでのルールに従って書いたブログだけでなく、それ以上のクオリティを持っているブログでさえも落とされてしまうケースがあります。
残念ですが今のところ、これが正解というのがなく最終的にはグーグルの判断に任せるしかないというのが現状です。
なのでここでは、少しでも難関突破のために役立ちそうな内容を紹介していきます。
目次
もう無料ブログではアドセンスの審査は通らない
私がアドセンスを申請した時は、今ほど審査も厳しくなかった頃なのでライブドアの無料ブログで問題無くクリア出来たのです。
この時は記事数30記事程で申請をして、審査結果が出るまでの2週間くらいは気を抜かず毎日更新し続けました。
特に毎日更新しなければいけないという事はないのですが、念のためにそうしたのです。
その頃もそれなりに厳しかったので、グーグルから「おめでとうございます!」と合格のメールが届いた時は、とても嬉しかったのを覚えています。
ですが、今までOKだった無料ブログでのアドセンス申請が、認められなくなっただけならまだしも、他にもたくさんの課題が増えてしまいました。
これからのアドセンスブログに求められる事
まず基本なのが独自ドメインでのブログ運営をしていることが条件になります。
資産構築型アフィリエイトを始める第一歩とその考え方 でも紹介しましたが、独自ドメインを取得してサーバー契約をしたうえで、WordPressでブログを始める事をお薦めします。
WordPress自体は無料で使えますが、独自ドメインとレンタルサーバーにはお金が掛かります。
まぁ飲み屋に行くのを一回我慢すれば払えるというか(笑)、月単位で計算すると両方合わせてたったの1000円ちょっとなので払えない金額ではないですよね。
たったわずかのお金を払えば、そのブログを自分の管理下に置く事が出来き、それがやがてネット上にある「あなたの資産」になるのです。
グーグルの理念に対する理解を深める
グーグルはユーザーにとって有益な情報を提供するという事に徹しています。
「大好きな事を収益に。」がグーグルアドセンスのキャッチフレーズですが、いくら大好きな事でも、ただの日記みたいなブログではアドセンスの審査はまず通りません。
趣味・日常・仕事・節約術などグーグルのポリシーに反する内容以外なら何でもいいのですが、どうしても日記的な記事しか書けないという方は、その日常から何か役立つ情報を探し出せばいいのです。
例えば、過去に困った時に役だった事、悩みが解決できた方法などを紙に書き出してみるとけっこう出てきます。
自分で解らない事があれば手間を惜しまず調べて出来るだけ解りやすくて詳しい記事にすることも大切です。
グーグルの理念に基づいてブログ運営をしていく上で、あやふやな情報や他のブログから丸まるパクッた記事などをそのままネット上に流すことは好ましくありません。
書籍やネットで調べた内容は、自分の言葉で考え直してから文章にしましょう。
アドセンス審査合格に向けて知っておきたいこと
私自身アドセンスブログを運営していながら、この度の審査基準の厳格化の事を知ったのは、だいぶ後になってからです。
興味本位で、どのくらい厳しくなったのかを知りたくて、グーグルアドセンスのヘルプホーラムを覗いてみました。
そこに寄せられている質問者のブログをいくつか拝見したところ、中にはかなりクオリティの高いブログもあったので「いったい何がイケないんだろう?」と考えてしまうようなケースもあったくらいです。
そういう方達の質問に対してエキスパートと呼ばれる人達がアドバイスしてくれる訳ですが、「なるほど、そこは気付かなかったな~」という内容もありました。
ここでは、その辺も踏まえて進めていきましょう。
ブログの内容・構成について
- 記事数は最低でも30記事、1記事1000文字以上
- 文章の節目にはhタグを使って段落(見出し)を入れる。
- 文章はただ文字を隙間なく埋めるのではなく、改行をして見易く。
- プロフィールを書く。 (名前はニックネームでも良い)
- 訪問者向けのサイトマップを設置する(サイトマップ作成のプラグインが使える。)
- 記事の種類によってカテゴリーで分別する。
記事数、文字数のことや改行、プロフィール、カテゴリーなどは基本中の基本みたいなモノですが、厳しくなる前は見出しを入れたり、サイトマップを設置しなくても大丈夫でした。
しかし現在ではその辺も審査の対象になるようです。
また、アドセンス審査に通るまでは、ブログに画像を貼ってはイケないというブログ記事をたまに見かけますが、これは大きな間違いなので気を付けましょう。
ひたすら文字だけの味気ないブログよりも適度に画像を取り入れたブログの方が、飽きずに読む事が出来ます。
それに内容を理解しやすくする為に画像を挿入することは、その記事の価値を高め、その結果、ユーザーに有益な情報となり得るので問題ないのです。
カテゴリー分けした記事は1個のカテゴリーにつき、5記事以上が理想です。
例えばカテゴリーが5個あるとして、その中の4個は5記事以上あるのに対して、1個のカテゴリーだけ1記事しかないなどのケースでも落とされる事があるようです。
そのような場合、記事を増やすか審査の期間だけでも、そのカテゴリーと記事を表示しないようにすれば問題ありません。
グーグルアドセンスで絶対やってはイケない事
グーグルアドセンスの審査を受けるにあたって、以下の点に気を付けなければなりません。
Google 広告が掲載されるページで、次を含めること、または次にリンクすることはできません。
- ポルノ、アダルト向け、成人向けのコンテンツ
- 暴力的なコンテンツ
- 差別的な発言(人種、民族、宗教、障害、性別、年齢、従軍経験、性的嗜好 / 性同一性に基づく特定の個人や集団への差別や暴力を助長するコンテンツを含む)や、嫌がらせやいじめなどに類するコンテンツ(個人や集団に対する攻撃を奨励するコンテンツ)
- 不適切な表現
- ハッキングやクラッキングに関するコンテンツ
- 迷惑ソフトウェアに関するポリシーに違反するソフトウェアや他のコンテンツ
- 不正なソフトウェアやアドウェア
- 違法な薬物や麻薬関連製品に関するコンテンツ
- 絶滅危惧種を原材料とする商品を奨励、販売、宣伝するコンテンツ
- ビールやアルコール度の高い酒類の販売
- タバコやタバコ関連商品の販売
- 処方箋医薬品の販売
- 武器および兵器や弾薬(銃火器、銃火器のパーツ、戦闘用ナイフ、スタンガンなど)の販売
- 授業や講義の課題、または論文の販売や配布
- 報酬を提供して、広告や商品のクリック、検索、ウェブサイトの閲覧、メールの購読をユーザーに促すプログラムに関連するコンテンツ
- その他の違法なコンテンツ、不正行為を助長するコンテンツ、他者の法的権利を侵害するコンテンツ
また、主なコンテンツで AdSense 未対応の言語が使われているページに AdSense コードを配置することは許可されません。
AdSenseプログラムポリシーより抜粋
このように該当してはいけないことがたくさんありますが、普通に記事を書く分にはそんなに難しい事ではありません。
まずはプログラムポリシーを熟読しましょう。
意外な盲点
妊活ブログなどは、子供が欲しい人には役に立つ価値のあるブログですが、まさに「性」に関する事なので、アドセンスのポリシーでいうところの「アダルト向け、成人向けのコンテンツ」に触れてしまうので、残念ながら限りなくNGに近いと言えるでしょう。
もうひとつの事例として、育児ブログなどで「おっぱい」という表現も気を付けなければなりません。
育児ブログの中で「おっぱい」という言葉を使うのは当たり前なので、何のイヤらしさもありませんが、この「おっぱい」という言葉自体が「ポルノ、アダルト向け、成人向けのコンテンツ」に触れてしまう可能性が充分あります。
アドセンス審査に合格する理想的なブログの大まかな目安として
自分の大切な人、子供や家族などに見せても問題ないブログであることが、ひとつの目安になります。
まぁ少々照れくさいという面では、問題かもしれませんね。(笑)
まとめ
けっこう大事なことを書きましたが、これで絶対という答えはありません。
今回記事にした内容は2016年中頃、審査基準が厳しくなったグーグルアドセンスに対応した記事ですが、書籍やネット上には古い情報がたくさんあります。
常に新しい情報を取り入れるために、AdSenseヘルプフォーラムなどをマメにチェックする事をお薦めします。
参考になる事がたくさん書かれています。
後はユーザー、広告主、グーグル、自分の間でwin winが成立する事を意識して書くだけです。
それで審査に落ちても決して諦めず、何がいけないのか調べても原因が分からなければ、AdSenseヘルプフォーラムに自分のブログのURL付きで質問するなどして、是正してから再び審査に挑みましょう。
また、再審査を受ける場合は、2週間以上経ってからというのが原則です。
一度審査に通ってしまえば、2つ3つと別のブログやサイトを作ってアドセンス広告を貼る事が出来ます。
その際はもう、ライブドアやFC2ブログなどの無料ブログであっても問題はありませんが、たとえ後から別に作ったブログであってもアドセンス広告を貼る以上はグーグルのポリシーに違反しないよう注意が必要です。